最近のニュースに色々コメントしていく(2021年1月)

ニュースというほどでもないが、最近の話題について色々と書いてみる。主にCOVID-19関連の話。

ちなみに毎度のことだけど、あくまで私という一個人の意見であって別にこれが正しいとか、誰もがこうあるべきとかは思ってません。

二階氏秘書が会食しクラスター発生

12人がコロナ感染 二階派“秘書軍団”が「和歌山カラオケバー会食」

本当に何を考えているんだろうか。

私はあまり政治に関心がなくて、政治家個々人への興味もそんなにない。1

調べて深く知ってしまったら事実や発信内容じゃなくて、その人への愛着でバイアスがかかってしまうと思っている。私はそれが民主主義のあるべき姿だとは思っていない。だから選挙なども、あくまで事実ベースで支持するところを決めるようにしている。

ということで、私はこの二階氏についてもよく知らない。なんか会食ダメよってなって怒ってた人、くらいの印象しかない。

二階俊博、会食自粛で「ひとり食べる」弁当に不満が爆発寸前

で、和歌山カラオケバー会食の件だけど、これが1月8日のことだそうで。

菅首相が会食した件で謝罪会見していたと思うけど、それが昨年のことである。なんでまた会食をしようと思ったのか。しかもカラオケバーで…。わけがわからないよ。

カウンター10席と、テーブル席が2席しかない“密”な空間です。(中略)X氏らは夜8時を過ぎても、マイクを使い回してカラオケを楽しんでいたそうです

この人たちは本当に、COVID-19の終息に向けて動いてくれているんだろうか?という不信感しかないぞ…。

今回の件、あくまで二階氏ではなくその秘書の方たちである。だから二階氏も直接やんや言われることでもないかもしれん。でも、こういう言い方もよくないけど、自分の秘書のリスクある行動を制することができないのにどうやって国民をコントロールできるんだろうか。

ただでさえ今、あちこちで若者の自粛疲れみたいな意見が出ている。正直私も、なんで週末は家でおとなしくしなきゃいけないのに出勤はしなきゃいけないんだと思っているし、実際に(おそらく)ストレスが原因で一時的な味覚障害も発症した。

でも自粛を続けているのは、私の場合は私自身基礎疾患があるのに加えて高齢の両親や祖母と同居しているからだけど、国民全体としてはCOVID-19を終息させて2019年以前の日常に戻りたいよね、ということなんじゃないのか。マスク警察や自粛警察と言われる人も、コロナは風邪と主張する人も、アプローチの方法が違うだけで「あの頃の日常に戻りたい」という意味では目的は同じなんだと思う。

で、そこで専門家が口を揃えて会食を避ける、密を避ける、と主張しているのに国民を引っ張っていく立場の人の周囲の人間がこんなことになったら、じゃあ我々は誰を信じればいいのよ?ってならないか?少なくとも私は思うよ。

和歌山県において非常(回答文ママ)事態宣言なされていない。自粛呼びかけもなかった。県内感染者数も軽減減少だった。

いや、マジでこんなしょーもない回答しないでほしい。「非常事態宣言されていなければ会食してもいいよーん!w」くらいに思っていたのだろうか。マジでちゃんと考えて行動してほしい。そんな訳ないだろ、普通に考えて。

それで、まだ会場は換気を頻繁にしていて感染対策に力を入れて取り組んでいる店を選ぶとか、大事な話だけをささっと済ませて解散するとかそういうことをするならまだしも、3軒ハシゴしてカラオケでマイク使いまわしとか、いったいどういう了見なんだろう。

ハッキリ言うが、面と向かって会食しながらじゃないと意思決定できないというのならばそんな人たちについていきたくないね。俺は。

その辺の企業が飲み会してクラスター発生とは訳が違う。もっと立場を考えて行動してほしい。こんなご時世だからこそ、もっと柔軟に立ち向かっていかないといかんと思うよ。

東京五輪

IOC会長「どうか辛抱して」 日本国民に理解求める

という記事を見た。これ、タイトルに悪意があると思う。

「コロナ対策の具体的な内容を決めるのは時期尚早だ。どんな対策を講じるかの情報は、どうか辛抱して待ってほしい」と日本国民や選手ら、すべての関係者に理解を求めた。

とある。タイトルの印象だと、「五輪開催するけどどうか辛抱して」的なニュアンスで読めて(読んで)しまう。

まぁそれはいいとして。さて、五輪。やるの?

冗談じゃない、ふざけるなと思う。

私はもともとスポーツ観戦にそんな興味がない。学生時代から運動部連中が体育会系で高圧的だったので好きじゃなく、転じてスポーツ全体が嫌いだった。体育教師もヤクザみたいな口調の、とても教職者とは思えないような人が多かったので体育が好きじゃなかった。そんな感じでスポーツ関連にはもともといいイメージがない。(個人で体を動かすくらいの運動は好きだけど)

五輪に関しても、決定した時は「へーやるんだー」くらいにしか思っていなかった。

でも昨年COVID-19が流行して五輪も延期になって、「いやこれ開催無理でしょ…。なんで中止にしないの?」と思っていた。五輪が嫌いとかじゃなく、普通に考えてそんなこと言っている場合じゃなくないか?

記事には

バッハ会長は「我々の任務は大会の開催で中止ではない。中止や再延期の臆測は一切否定する」と強調した。

とある。そりゃそうかもしれないが、それを言い出したら多くの日本国民の任務は五輪の開催じゃなくて安心して生活することにあると思う。

どうか辛抱してほしい

という言葉も訳された言葉なのでもともとどういうメッセージでそれにどんなニュアンスがあるか、私は見た(聞いた)としても正確に理解することはできないが、具体的な内容を決めるの以前に開催する方向に舵を取るのが時期尚早である。

これ、日本国としての事情とかIOCの事情とかあるかもしれんけど、明らかにやばい方向に向かっていると思うよ。

日本国憲法では

国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

と定められているじゃないですか。増進に努めなければならないであって増進をしなければならないではないから、結果が伴わなくても解釈上はOKなんだけど、少なくとも五輪開催の方向は努めてすらいないよね?

東京都の問題か政府の問題かは分からんけど、もっと国民に寄り添って慎重に舵を切ってほしい。

IOCもIOCだ。腹立つわ。ハッキリと五輪が嫌いになった。無関心から嫌いになったわ。

おたくらの任務が五輪開催なのは分かるよ。だから開催に舵を取りたいのは分かるよ。でもそれを表明するだけだと、小さい子どもがおもちゃをねだって駄々をこねているのと何も変わらなくない?

子どもだってある程度成長したら「おもちゃ買って!家のお手伝いするから!」みたいに、要望に対して何かしらのオプションをセットで提示するでしょ。なんでそれをしないの?時期尚早じゃないから今すぐに具体的な案を出してほしいと思う。

たとえば「五輪開催に向けて、IOCで予算を出して検疫協力をし、希望する日本国民へのCOVID-19ワクチンの用意および2週間外出しなくて済むような資金・物資の提供を行う。だから五輪開催させてください」とかくらい言えないもんかね。

実際これくらいの規模の援助は難しいだろうけど、一切のオプションを提示すらせずに「時期尚早だから」って言われても、いやいやいや…って思うよ。俺は。これが通るのおかしくない?

日本も日本で、強く言えないのかもしれんが交渉する姿勢くらい見せてほしい(水面下ではしてるのかもしれんが)。

こんなに経済的にも心理的にもみんな苦しんでる状態で誰がどうやって「お・も・て・な・し」するんだよ。「お・も・て・で・ろ」にしかならんと思う。マジでちゃんと考えてほしい。

外国も外国で、大事な選手を送り出したくないだろう。

五輪が続いてきた伝統はあるかもしれんけど、それって多くの人命を危険にさらしても強行するほどの価値があるもんなんですかね?

どうせやるなら終息するまで待って、その後にみんなでワイワイやった方が意義があると思う。

菅首相 VS 蓮舫氏

菅首相、蓮舫氏に「総理として自覚や責任感を言葉で伝えようとする思いはあるんですか」と迫られ「失礼じゃないでしょうか」

いやもうこれは本当にね、どっちの言い分も分かるんだよなぁ…というのが正直なところ。

この答弁に蓮舫氏は「そんな答弁だから言葉が伝わらないんです。そんなメッセージだから国民に危機感が伝わらないんですよ。あなたには、総理としての自覚や責任感、それを言葉で伝えようとする、そういう思いはあるんですか」と迫った。

 これに、菅首相は「失礼じゃないでしょうか」とし「私は少なくとも総理大臣に昨年の9月16日に就任してから、何とかコロナ対策、1日も早い安心を取り戻したいという思いで全力で取り組んできたんです。そういう必死の中で取り組んでくる中で私自身はできることはさせていただいてきてます」と述べた。

確かに菅首相の行動はちょっとね、色々と思うところがあるよ正直。会食の件とかはマジで何やってんの?と思ったし。

でもなんか、蓮舫氏のこの言い分もちょっと卑怯だと思う。個人的な意見だけど、こういう喧嘩腰な発言って何も生まないのでやめてほしいんだよなぁ。税金はもっと生産的なことに使ってほしい。

あなたには、総理としての自覚や責任感、それを言葉で伝えようとする、そういう思いはあるんですか

なんて、本当にひどい発言だと思う。こんなこと受け手の裁量の問題だからなんとでも言える。これを言い出したら結局「伝えたつもり」「伝わってない、誠意が足りない」みたいな話になって関係ないことに時間や税金が使われる。そんなしょーもない話するなって。

菅首相の

私は少なくとも総理大臣に昨年の9月16日に就任してから、何とかコロナ対策、1日も早い安心を取り戻したいという思いで全力で取り組んできたんです

という言葉も、昨年12月の会見を受けた後ではギャグに聞こえるんだよな。いや、真剣にやって会食するに至ったのかもしれんけども、少なくとも個人的には「は?」としか思えないので…。

とにかく緊急事態宣言、後出しとかいろんなことの批判はあります。

こういう批判もあるだろう。私も一部肯定的だし、一部批判的な意見を持っている。

ただ、結果はともかく行動に移したということを私は評価する。今回のCOVID-19の流行のような未曽有の事態においては、何が有効で何が有効じゃないかなんて誰にも分からない。専門家でも難しいだろう。

個人レベルでは「密を避けましょう」でいい話だけど、飲食店業界の人間が暮らしていけなくなるのも事実だ。

だから補助金とか緊急事態宣言とかGoToとか、色々手探りで試していかなければいけない。それが成功だっただの失敗だっただのを言うのは誰にもできるけど、実際問題手探りでやっていくしかないから仕方ない。

結果が出ないこと=誠意がない、ではない。色々と柔軟に行動し続けることが、現状ではあるべき姿だと思っている。

まぁもっと個食について前面に出してくれればいいな、とは思っているが…。

ひなこのーと連載終了

三月「ひなこのーと」6年半の連載に幕、あがり症少女の演劇コメディ

ひなこのーとが連載終了とのこと。原作は追いかけていなかった…。

アニメで知ったんだけど、とても素晴らしい作品でした。作者の三月先生のイラストがとにかく良い…。

ちなみにくいなちゃん推しです。

いらすとやが更新休止

「いらすとや」が1月で定期更新を停止 「今のペースで全てをやり続けるのは難しい」

いらすとやが2月より更新を休止されるらしい。

これまでほぼ9年間毎日更新されていたとのこと。すごい…。クリエイターとしての意地のようなものを感じる。

2月から更新休止を行うが、社会的に緊急に必要になりそうなイラストは作成を検討されるとのこと。

ブログなりをやったことがある人が分かると思うが、毎日更新って結構大変なんだよなぁ。

私はこれとは別に過去3個ほどブログをやっていたが、毎日更新できたことはなかった。

このブログはどうせ毎日更新できないと知っているので、2日空けないようにしようと思っていtが、結局空いてしまった。そんなもんです。

だからこそ、9年間毎日更新、しかもイラストを作成ってすごいことだと思う。


  1. まったくの無関心という訳ではないが、個人レベルではどこに投票しようとどうせ私の票は薄められるのであんまり価値がないと思っている。投票率には意味があると思っているので投票はするが…。