私のデバイスなど

PCを新調したついでにデスクを整理したので、せっかくだから普段使っているデバイス・ガジェットの類を紹介して広告収入をガッポリ得るぞ、というモチベーションでお届けします。色々と解説していきますが「そんなの知ってるよ!」って人は適当に読み飛ばしてください。

PC

Intel 12世代が胸キュンすぎたので新調しました。主なスペックはi7-12700KF/GeForce GTX 1650/RAM 32GBです。

i7-12700KFは12世代i7-12700Kから内蔵グラフィックを取っ払ったモデルです。その分若干安くなっています。その他のスペックは内蔵グラフィックの有無で違いはありません。グラボを積むのであれば内蔵グラフィックはなくても問題ないので1安い方を選択しました。

12コア20スレッドです。12コアの内訳はパフォーマンス重視のPコアが8コア、省電力重視のEコアが4コアです。Pコアは各2スレッド、Eコアは各1スレッドです。

12世代はi5が11世代i9を凌駕する2というすごい飛躍がありました。なのでi5でも良かったのですが、今回はi7を選定しました。理由はなんとなくです。単純にコスパでいうとi5の方が良いのかなと個人的には思います。合理的に判断するとどう考えてもi5を選定すべきでしたが、以前のPCが第9世代i7で、i7→i5になるとか意味が分からんという非合理的な判断によりi7にしました。いいんです。なんというかこういう判断も込みでデバイスに触れる、選ぶ、そういう体験それ自体が面白いので。なんでもコスパ重視だと息苦しいですし、頻繁に買い替えるものでもないので。

グラボに関してはPCゲームをほとんどしないのであまり予算掛けてません。基本的にイラスト制作とプログラミングくらいを想定しています。イラスト制作は基本的にクリスタを使用していますが、今後フォトショを使用するかもしれないので一応でも推奨となっている34GBのVRAMが搭載されている程度のミドルレンジのものを選びました。クリスタに関してはVRAMの推奨値は載っていませんが、これらのソフトでグラフィックパワーを使うのはキャンバスサイズが大きめのファイルのスクロールや回転、フィルター処理みたいですが、GTX 1650でも困らないだろうという見積もりです。

CPUをi5に落としてその予算でGTX 1660 SUPER/Tiまで上げようかとも思いましたが、3Dモデルを頻繁に使用する訳でもないし私の用途であればCPUの方が明らかに重要なので。もしグラフィックに不満が出たらその時は割り切って交換します。グラボと電源とクーラーはいつもめちゃくちゃ迷います。

メモリはとりあえず32GB。メモリに関しては個人的には最低8GB、普通はとりあえず16GB、クリエイティブ用途ならよほど予算がない限りは32GB、あとは必要に応じてって感じだと思っています。最近のブラウザなんかはメモリ食いになったりしている気がします。Chromeも昔は軽かったですが最近はメモリはあればあるだけ食いつぶすような感じになっている気がします(正確に計測していません、体感です)。

私のケースだとクリスタでファイルを開く時間なんかに影響する部分ですが、300MBくらいのファイルでも32GBと64GBで1秒前後の違いですし、そこまで大きいファイルは頻繁には扱わないのでまぁとりあえず32GBで様子見です。NASから読み込んでるのでそっちの方がボトルネックになってる気もします。まぁどちらにせよ不満が出るほどではないかなぁ、と考えています。不満が出たらその時増設するなりします。ちなみにDDR5ではなくDDR4です。DDR5も興味ありましたが劇的な変化がないらしいので今回は見送り。もしDDR5にしたくなってもDDR4と互換性がなくマザボから変えなきゃいけないので、DDR5関連の情報はしばらくキャッチしないようにします。苦肉の策です。

今回はサイコムのBTOで注文しました。私の観測範囲ではサイコムは若干割高でかつ納期も若干遅いという点が評価を下げているような意見がありますが、配線が丁寧なのとカスタマイズの幅が広いので割と良いショップだと個人的には思います。パーツも型番が明記してあったりと良心的だと思いました。あと、にIntel 12世代でGTX 1650を選べるBTOショップはそんなにないんじゃないですかね。BTOの主流はゲーミング≒つよつよグラボだと思うので珍しい構成だとは思いますし仕方ないですが。あと静電気の関係で冬に内部をごっちゃごちゃ触りたくないというのもBTOにした理由です。サイコムは配線がキレイらしいので、あとで触るにしても都合が良いかなと思います。

特に配線(ケーブリング)にはこだわっており、見た目の美しさだけでは無くお客様が増設しやすいよう、またエアフローを最適にするように適切なケーブルを使用、ケーブルをまとめるケーブルタイはお客様自身で増設する場合を考慮し切断しなくても再利用可能な物を使用しております。
他にも利用不可能な端子類には埃の侵入も防げる端子カバーを装着、SATAケーブルには抜け防止のシールを貼付するなどWEBには現れないこだわりの数々を実行しております。
from こだわりのBTOパソコン|BTO パソコン(PC)の【@Sycom】(サイコム)

BTOというと注文して終わりというイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、後のメンテや換装を考慮してあるのは素晴らしいと思います。適当に配線をするBTOショップもそうそうないとは思いますが、サイコムに関してはホームページで記載してある=意識しているということに他ならないので、個人的には「おっ、ええやん」となりました。

また、他ショップと比べてサイトのUIが良かったり、カスタマイズ時点で相性問題が検出されていたりとユーザーフレンドリーな感じがしますね。あとは注文前の質問のレスポンスが良かったりとか返信内容も良かったりとか、そいうのも決め手です4

メインマシンではイラスト制作環境とプログラミングの環境などを入れています。用途別にPCを分けるのは面倒なので、とりあえずなんでもできるマシンという感じですね。ハイエンド構成という訳でもないですが、最高に快適で何も困っていません。

マウス Logicool MX Ergo

親指トラックボールマウスです。20°傾けて使えるので手首の負担があまりありません。質感はマットで触った感じも悪くないです。エルゴノミクスマウスは人を選ぶと思いますが私にはいい感じにフィットしています。

Bluetoothで2台切り替えできます。確かUSB無線でもいけたと思いますがドングルを紛失したのでBluetoothで使っています。ドングルを本体に収納できればもっと良かった気もしますが、USBでは使わないのであまり気にしてません。USBで使いたいことがあれば別途適当な有線マウスを持ち出します。

カスタマイズ可能なボタンの数が少ないですが特に不満はありません。プログラミングをしている時はキーボードを触っていることが多く、イラスト制作をしている時はペンと左手デバイスを持っており後述のMagic Trackpadの方をよく使用するので、私の中ではそこまで重要度は高くないですね。

あとトラックボールマウスは埃や皮脂が入り込んで感度が悪くなったり引っ掛かったりするのでちょくちょくメンテが必要です。私は身の回りのものはちょくちょく整理したりするマン/ウーマンですが「雑に長く使いたい」みたいな人にはあまりオススメできません。頻繁にメンテするので愛着が湧いてくるデバイスでもあります。

キーボード FILCO Majestouch MINILA-R Convertible x2

FILCOの60%メカニカルです。独自のキーキャップで色が2層になっています。直販サイトの限定カラーのASAGIというモデルです。赤軸です。

このキーボードを2つ使用しています。いわゆるデュアルキーボードというやつです。元々はイラスト制作時に液タブを挟む形で左右分離式のキーボードを使いたかったのですが、個人的に左右分離キーボードは良いと思えるデザインのものがなく、かといって自作するほどのモチベーションはないのでキーボード2台を使おうと思いました。しかし普通のテンキーレスを並べると結構幅を取るので、以前購入しサブキーボードとしてちょくちょく使っていたMINILA-Rを買い足しました。今はこの2台をメインとして使っています。とにかく小さくて無線なので取り回しが良くレイアウトの自由度が高いのが良いですね。

打鍵感も心地よく、とくにキーキャップが素晴らしいです。指に吸い付くような滑らかな触り心地で、この質感は本当に素晴らしいですね。後述するREALFORCEもキーキャップが素晴らしいですが、フィーリングが違います。どちらも素晴らしいです。

キーボード FILCO Majestouch2 Tenkeyless

これは以前メインで使っていたキーボードです。同じくFILCOで、有線の青軸です。青軸はタイピングが本当に楽しいですね。テンキーレスモデルで、ガッツリ文章を書く時なんかに持ち出しています。普段は別途スタンディングデスク用の別PCに繋いでいます。有線なので若干面倒ではありますが、やはりタイピングしていて気持ちいいので結構使っています。

BOYISH“のキーだけ別のキーキャップに交換しています。愛着がヤバいです。最高です。

キーボード 東プレ REALFORCE

これはとある方に譲っていただいたものです。その節は本当にありがとうございました。

これはテンキーありのモデルですね。プログラミングをしている時は、まぁどの作業をしているかにもよりますがテンキーがある方が捗るケースがあるので、さっと取り出せるようにしています。それなりの頻度で使います。静電容量無接点方式のキーボードでとにかくタイピングが気持ちいいです。

メカニカルも気持ちいいのですが、メカニカルとは別の気持ちよさがあります。あとキーキャップの感触が素晴らしいですね。しっとりと吸い付くようで、流れるようにタイピングできます。他のキーボードと押下圧が違うので若干タイポをしがちですが、すぐに慣れてさくさくタイピングできます。重量があるのでサブキーボードとして手軽に取り出せるようなものではありませんが、こちらもスタンディングデスク付近に置いています。

REALFORCEは無線モデルも出ているので購入を検討していましたが、3万円前後の価格帯なら個人的にはLogicoolのG913の方が気になっています。

液タブ Wacom Cintiq 16

Wacomの液タブです。15.6インチです。液タブとして机に置くには結構大きいんですよね。なので一時期は板タブのIntuos Proを検討していたのですが、デスクを整理してイラスト制作時以外でもデスクに置きっぱなしにするスペースを確保したので、とりあえず使い続けようと思います。

難点というほどでもないのですが、モニターの画面解像度がWQHDでCintiq 16の画面解像度がフルHDなのでモニター設定の時にちょっともにょっとします。まぁ頻繁にやることじゃない(どころか問題がなければ最初にやって終わり)なので別にいいんですけど…。

液タブを使うこと自体は良いのですが、ケーブルがちょとゴチャついていてウザいので、やはり無線で使える板タブも併用しようかなぁ…と最近は少し思っています。

タッチパッド Apple Magic Trackpad


B09BTT6FJ9

Apple Magic Trackpad
Apple Computer
¥13,242
Amazonで見る


Apple謹製のトラックパッドです。Windows向けの製品ではありませんがWindowsでも無線で使え、ジェスチャーのカスタマイズもできます。ググるとやり方がたくさんヒットするので、気になる方はおググりください。

なぜトラックパッドを使っているかというと、イラストを制作していると右手は基本的にペンを握っており、その状態でマウス操作をしようとすると一度ペンを離さなければいけません。キャンバス内の操作であれば左手デバイスで出来ますが、ブラウザのスクロールなどは設定できません(方法があるのかもしれないが知らないし調べるのも面倒)。資料のスクロールや拡大縮小をペンを握ったままできればと思っていました。

しかしいかんせん、Windows向けのトラックパッドというのは少ないです。Windows自体パッドでの操作を前提にしていないOSなので仕方ありませんが、にしても少ないと思います。いいなと思えた製品としては、数年前にLogicoolからT650という製品のみですが現在は中古しかなく、それも別に多く流通している訳ではありません。あとは見た目が微妙だったり品質が微妙そうだったり有線だったりといった製品しかありません。唯一BrydgeというメーカーからW-TOUCHという製品が出ていますが、レビューが微妙で、かつこの価格ならMagic Trackpadでいいなぁ…となるので微妙でした。どうしても黒い製品が良いということであれば現時点では唯一の選択肢になると思います。

Magic Trackpadは本当に素晴らしいと思います。質感も良いですし積極的に使いたくなりますね。ぶっちゃけマウスがいらないというのも以前は半信半疑でしたが、確かに慣れるとマウス不要というレベルまで持っていけるかもしれません。

イマイチな点としては充電端子がLightningな点でしょうか。それ以外は概ね気に入っています。色はグレーの方が好みですが、ホワイトはホワイトで清潔感があり、まぁ悪くはないかなという感じです。

モニター DELL S2721DS x2

DELLの27インチWQHDモニターです。これを2枚使っています。実家近くの作業部屋には42インチくらいの4Kモニターを設置しているのですが、今の家ではこのモニターを使っています。27インチなので若干圧迫感がありますが、まぁ悪くはないです。WQHDが便利ですね。左右半分にしても横1280pxあるのであまり困りません。

IPSパネルで、8bit-colorです。発色も良く気に入っています。リフレッシュレートは75Hzまで。これにエルゴトロンのLXをつけています。掃除しやすいのと地震対策のためにアームにしていますが、頻繁に動かしたりはしていないのでもうちょい安いアームで良かったかもしれません。

Amazonのブラックフライデーで一枚25,000円くらいで買えたのでなかなか満足度が高いです。アームも考慮するとLGのモニターも同じ価格帯で候補には入っていましたが、保証の面でDELLを選択しました。

個人的な性癖として、モニターを複数使う場合は(液タブ以外は)全く同じもので統一したいので、同じものをチョイスしました。色味とか物理的な大きさとかが違うと気になるんですよね。特にイラストを描く時は全体を見れるようプレビュー用のウィンドウを出したりするので、左右で色味違うのはとても困ります。あまり安すぎるのは色々と不安なのでそこそこの価格帯のものを。個人的にはDELLとLGは結構好きです。

デイジーチェーンのモニターも検討したのですが、これも予算等の都合で今回は外れました。デイジーチェーン自体はとても興味あるのでいつか使いたいですね。あとPCがデスクトップなので今回は重要視していませんでしたが、ノートPCユーザーの方であればケーブル一本で映像出力とPCへの給電ができるモニターが良いと思います。EIZOのEV2795はデイジーチェーン対応、PCへの給電可能(70W)でUSBハブもついている良い子ちゃんですが値段が高すぎて悪い子ちゃんでした。ノートPCをメインにするのであれば検討していたかもしれません。そのうち使ってみたいですね。

デスクトップ環境でデイジーチェーンにするのであれば、EIZOのEV2495でしょうか。こちらもデイジーチェーンに対応しています。WUXGA(Wide Ultra Extended Graphics Array;1920*1200)でフルHDより縦に120px長いので、例えばPDFを見開きで見る時などに便利です。フルHDのような16:9の画面解像度に比べて16:10は縦の情報量が増えるのでExcelなどのドキュメント作成・閲覧やネットサーフィンする時は便利だと思います。難点として、一般的な動画をフルスクリーンで視聴する時に上下にレターボックスが出てくるという点がありますが。

左手デバイス CELSYS CLIP STUDIO TABMATE

左手デバイスは長らくタブメイトを使っています。多機能で4つのプロファイルを切り替えて使えるんですが、私は1つのプロファイルだけを使っています。使いこなせればいいんですが、プロファイルごとに設定を覚えておくのが大変なので…。

2年ほど使っていると思いますが、最近はちょっと接続が不安定なので買い替えるか、別のデバイスにするか検討中です。

スマホ・タブレット

主に以下のものを使っています。

  • iPhone8
  • iPhone11
  • V60 ThinQ 5G
  • Google Pixel3a
  • iPad Air(2020)
  • Surface Pro 7

主に持ち出すのはiPhone11とV60ですね。スマホに関しては何度もこのブログに書いてきましたが、iPhoneだけとかAndroidだけとかではなく、どっちも使うということが一応のポリシーというかモットーです。単純にスマホを触る時間が好きなので、その体験をより良くしたいという感じですね。

回線契約しているのはiPhone11とV60、それとPixel3aです。メイン端末は一応iPhone11とV60ですね。iPhone8は家の中でWi-Fiで使用しています。主にアラームとして使ったり、iPhone11の充電中にヘイシリしたりします。外観はかなりキレイなのでバッテリーの交換をすれば普通に使えると思います。なんだかんだiPhone8とかSE2はTouchID搭載ということでコロナ禍でのサブ端末として需要があるみたいですね。一度メンテして回線契約してもいいかなぁと思いましたが、やっぱり面倒ですし現状困ってないのでこの運用でいきます。

タブレットはiPad AirとSurface Pro 7です。SurfaceはタブレットとしてというよりPCとして使うことが多いですが、タブレットということにしておきます。iPad Airは外出先などでイラストを制作するのに使っています。Cintiqと比べるとさすがに劣りますが、まぁその気になれば全然描けると思います。iPadではクリスタではなくibisを使うのと、左手デバイスを使っていないので色々と不慣れ・不都合はありますが…。

Surface Pro 7は16GB/256GBの構成だったと思います。メインで使うという訳ではないですが、持ち運び用のサブPCとしてはなかなか優秀なマシンだと思いますね。いやSurfaceをつかまえてなかなか優秀ってどんだけ贅沢なんだよって話ですが…。一応こちらはクリスタのライセンスをアクティベートしていますが、正直Surface Penの書き味がしんどいので、外出時にイラストを描くのであればiPadかなぁ…と思っています。Surfaceはどちらかというとブログを書いたり、開発環境を入れているのでプログラミングしたりという感じですね。スタンディングデスクでちょっと作業したいな、という時はSurfaceを持ち出しています。


  1. グラボの調子が悪い時や画面が付かない時の原因の切り分けのために、グラボを搭載してかつ内蔵グラフィックもありにするという選択肢も充分にあり得ると思います。 
  2. 参考:Intel Core i5-12600K vs. Intel Core i9-11900K|cpu-monkey 
  3. 参考:Photoshop の必要システム構成 
  4. この点に関しては他のショップと比較した訳ではありませんが。