【夢日記】自転車を駐輪したいのにできない夢、行方不明女児の母親を疑う話

自転車を駐輪したいのにできない夢

私は自転車で駅にいった。通勤に利用しているいつもの駅だ。

その駅は駐輪場が結構広いため、細かくブロック分けされており、ブロックごとにA~Lまで名前が振られている。Aが一番駅に近く、Lが一番遠い。

私はいつもDのブロックに自転車を駐輪するようにしていた。もう何年も前からそうしている。

Dのブロックは駅の入口からそこまで遠くなく、AやBほど混んでもいない。混んでいると他の自転車が倒れてきて自分の自転車が傷ついたり、さっさと帰りたい時に人混みが邪魔で自転車を出せないことがある。少し遠いDのブロックは駐輪している人が少ないので、そういった心配がない。だから私はいつもDのブロックを利用していた。

しかしその日は、Dにもたくさん駐輪してあった。というか「あからさまにルック車だろこれ」みたいな自転車が大量に置いてあった。その駐輪場はタイヤをホールドして整列させるような金属(名称は知らない、駐輪スタンド?)がないのである程度自由に停められる。だがその自転車群は、駐輪スペースに対して真横に停めてあり、あきたかに駐輪を妨害している。心底腹立たしい。

動かそうと思ったが、こういう見た目にこだわっている自転車は下手に傷つけてめんどくさいことになっても嫌だ。持ち主がいれば文句のひとつでも言ってやりたいところだが、辺りに持ち主らしき人はいない。

仕方がないので私は、いつもよりちょっと遠くのブロックに駐輪することにした。人の往来があるので自転車は手で押して進まなければならず、煩わしい。ブロックごとに柱があり、そこにブロックの区切りであるアルファベットが提示されている。E、F、G…と進むがどこもたくさん自転車が停めてある。そのまま終端J、Kと進んで来たが、相変わらず混んでおり停めるスペースがない。

とうとうLまで来た…と思ったら、なぜか私はAのブロックに立っていた。通行人が迷惑そうに歩く。私は小さく謝り、邪魔にならないように身をどけた。何かがおかしい。LからAに繋がってるなんて知らなかった、そういえばLの方なんかいったことがなかったな…などと考えていた。その後、また再びLを目指す。Aに戻ってくる。Lへ行く。Aへ戻る。何度も繰り返した。その間、自転車を駐輪できるだけのスペースは当然見つからなかった。

行方不明女児の母親を疑う話

私は警察で、ある件の捜査をしていた。幼い娘が行方不明になったとのことで母親から連絡があり、警察は女児を捜索し始めた。父親はおらず、シングルマザーの家だった。

ところが、近所で「女児宅の近所で女児を見なかったか、どこか行先に心当たりがないか」と聞き込みを行ううちに、雲行きが怪しくなってくる。

なんでも「母親の怒鳴り声や女児の泣き声、何かを叩いたような鈍い音が聞こえてくる」という情報が近所中から得られたのだ。いっぽう、仲睦まじくスーパーで買い物をしたり、一緒に散歩をしたりといった姿も目撃されていた。いずれもここ数日の話だという。

嫌な予感がした。私は、母親が解離性障害であり娘をどこか遠くへ連れて行ったまま置き去りにしてしまった、あるいは…ということが頭に浮かんだ。

私ら警察はチームを組み、警察犬に娘のにおいを覚えさせるという名目で、その親子が暮らす家を調べることにした。すると母親はそれを拒んだ。早く娘を捜索してください、と、泣いてそれだけを繰り返していた。

我々は改めて令状を取り自宅へ向かった。母親には正直に、申し訳ないがあなたに疑いが掛かっているということを告げた。

母親はあきらめたように我々を家に上げた。すると中にあったのは大量の同人誌。同人誌。同人誌。同人誌の山だった。明らかに成人向けのものもある。乱雑に積まれており、よく見ればまったく同じ作品も大量にある。ただでさえ親子二人で暮らすにはやや手狭であろう六畳間に、同人誌が溢れかえっていた。

我々はひとまずスルーして、娘の衣服などを預かった。私は主に母親へ色々と聞き込みをするという役割だった。

しかし何を聞けばいいのか分からなかった。とりあえず「図々しいようですが、お茶をいただけますか?」と言った。絶対こっちから言うことじゃないし、最初に言うことでもない。馬鹿か私は。しかもお茶は出してもらえなかった。

気を取り直していくつか質問をする。何か心当たりはないか、どこか行きたいと言っていた場所はないか、悩んでいるような素振りはなかったか、どこか遠くへ連れて行っていないか。いずれもわからないという。

どこか親戚の家に行っているかもしれないので連絡してみるように言った。すると親戚は近くには住んでいないと言う。とりあえず誰か知っている人に電話してみるように言うと、話す元気がないので代わりに電話してくれないかと言われ、スマホを渡された。AQUOSのようだが、見たことのない機種だった。

ロックを解除してもらうと、私はなぜかそのスマホでTwitterのアプリを開いた。母親からは私が何をしているか見えていない。興味本位でアカウント情報を見ると、なんと母親は私の好きな漫画家だった。サイン本も何冊も持っていた。マジか。

それから、登録してある連絡先のいくつかに電話をしてみるも、女児は来ていないという。中には、娘がいたことも知らなかったという者もいた。

ひととおり電話を終えた私は、これまたなぜかわからないがスマホのSkypeアプリをアンインストールしたあと、女にスマホを返した。

その時、外にいたある捜査員が部屋に入って来た。なんと郵便受けの中から女児のものと思われる毛髪が入っていたという。

それを聞いて母親はこう答えた。「あぁ、それはもう何年も郵便受けに入れています。なんとなく」

「なんとなくかーい」と我々は吉本新喜劇のようにずっこけた。ここで目が覚めた。

関係ないのかもしれないが、最近新潟少女監禁事件のwikiを読んだのでこういう夢を見たのかもしれない。