【夢日記】お土産屋、佐村河内守氏に有罪を言い渡される

余談

いきなり余談ですが、夢日記を書くには当たり前ですが夢を覚えている必要があります。

私が夢日記を書くきっかけとなったanoparaというブログでも、【質問#97】ストーリーがある夢を見るコツという記事に

今日、あなたは夢を見ましたか?見ていない?それは見ていないのではなくて、「見たのを忘れている」可能性が大です。あくまでも独自研究の範疇を出ませんが、たぶん人はほぼ毎日夢を見ています。それを忘れているだけです。

という記載があります。私も「誰もが夢を見ているが、夢の内容をすぐに忘れてしまい、結果として夢を見ていないと思っている」のだろうと思っています。

なので、夢日記を書くにあたっては起床後すぐにメモを取る必要があります。私の場合はスマホでアラームをかけて起きているので、起きたらすぐにスマホのメモに内容を入れています。別に紙でもいいし、音声入力でもいいと思います。とにかくスピードが命です。

たとえば以前書いたうきわもぐらの夢を見た時に付けていたメモは

うきわもぐら ただのもぐら 妹

というメモを残していました。これだけですが、これだけの情報から夢の内容を細部まで思い出すことができます1

そのくらい夢日記を書くにあたってメモって大事なのですが、なんか最近メモをとらなくても夢の内容を覚えていられることがあります。数日前の夢であっても覚えていることが多いです。まぁ忘れないうちに文章にした方が良いとは思うので書くのですがね。ということで以下の二本はそんな夢。

お土産屋

私は見知らぬ土地にいた。どこかのビルの屋上だ。白いパジャマのようなものを着ている。周りには円柱状の白いビルのようなものがいくつも連なって建っている。高さはバラバラだ。窓のようなものはあまりない。かなり高い建物で、下の方を見ると雲が見える。空には白いふわふわしたものが、うようよと無数に漂っている。

私がいる屋上にはもう一人の人間がいる。十代半ばくらいの少女だ。栗色の髪を肩につくかつかないかくらいで切り揃えて、銃を携えている。彼女は私の婚約者ということになっていた。

少女は「ここにいても無駄だから、場所を移そう」と言って私の手を引いた。見える先にドアがある。建物の内部に通じているドアだ。中に入ると一本道の通路があった。そこをひたすら進むと、渡り廊下のような外に開けた場所に来た。下に下りたという感覚はなかったが、空高くに雲がある。白いふわふわもずっと上にある。ずいぶんと下りてきたようだ。

彼女に引かれるまま進むと、左右に別れた丁字路のようなところへ着いた。「右と左どっちに行く?」と尋ねると彼女は「どっちでもいいよ。同じところに着くから」と言った。左の方へ行くとお土産屋についた。色々なものが売ってある。レジの向いの壁には漬物が壁に掛けられていた。長いかんぴょうを丸々灰汁に漬けたようなものや、らっきょう漬けの瓶などが多数置かれていた。私は漬物全般が苦手なので興味がなかったが、一緒に来た彼女は漬物を熱心に見漁っていた。レジにいる店主は「ヒッヒッヒ…」と不気味に笑っていた。

奥の方へ行くと人体模型がある。体の各部が予め輪切りになっており、断面図を確認できるという作りのものだった。これがお土産として成立しうるのか…と思った。しかも関節各部が動くので、好きなポーズを取らせることだできた。せっかくなら遊んでみようかと思ったが、あまりにもリアルな作りのせいで「動き出したら怖いな…」と思いそのままにした。彼女は相変わらず漬物を見ているようだった。

しばらくすると彼女はいくつか漬物を買い、私に勧めてきた。漬物が苦手だからと断ると、「早くこの世界の食べ物を食べないと、体があの白いふわふわになっちゃうから!」と言われたので私は仕方なくらっきょうを食べた。苦手だったので3つくらいの塊に噛み砕いたあと、それぞれ丸飲みした。

佐村河内守氏に有罪を言い渡される

私は古本屋に漫画を売った。父が昔買った漫画で、知らないタイトルの相当古い作品だった。父がもういらないというので、代わりに私が売りに行ったのっだった。

100冊くらいあったが、正直全部で10円ですと言われても売るつもりだったし、父もそうしていいと言っていた。なんにせよ大量にある本を処分したかったのだ。しかし査定結果は50万円ほどだった。意味が分からない。

なんでこんなに高いのか尋ねると、まず作品自体が出回らない上に売った単行本は初版で誤植が残っているものであり、相当なプレミア価格がついているとのことだった。私はこの作品になんら思い入れもないし、その場で父に電話で「めっちゃ貴重らしいけど売ってもいい?」と確認したところOKだったので売った。50万円。

売った金額の半分は手間賃ということで父から貰えることになっていた。全部で10円だから5円かな、くらいに考えていたがまさか25万円も貰えるとは。

家に帰り父に残りの25万円を渡した。そのタイミングで自宅に警察から電話がかかって来た。

警「先ほど古本屋で本を売ったというのは本当ですか?」
私「はい、そうです」
警「実は査定額がおかしいと警察へ連絡がありまして。今から我々と古本屋へご同行願えますか」
私「わかりました」

そういって家にパトカーが来た。近所になんと思われるかわからないからやめてくれよ…と思ったが私もパトカーへ乗り込んだ。警察と一緒に店に行くと、「査定金額に誤りがあったので返金してほしい」とのことだった。そんなもん警察通さずに直接連絡して来いよ、住所も連絡先も書いたじゃんと思ったが口には出さなかった。以下はその時の会話である。

本「査定金額に誤りがったので…」
警「なるほど、そういうことですね」
私「わかりました。本来の査定額はいくらですか?」
本「10円です」
私「10円?10円を50万円と間違えたのですか?」
本「はい、そうです。差額の返金をお願いします」
私「では全額返金するので、本を全て返してください」

プレミア品なら一度引き取り、別のとこで売ろうと考えたのだった。

本「すみませんが、それはできません。もう本は他のお客様へ売ってしまっておりまして…」

詳しく事情を聞くと、1冊8千円程度で売る予定だったが新任スタッフが誤って100円の値札をつけて、しかももう売ってしまったらしい。100円で売ってしまったもんだから、買い取り額は50万円から10円にならないと大赤字になるとのことだった。

私「それはそちらの落ち度でしょう?本が揃っているならキャンセルに応じますが、揃っていないなら無理です。10円ではお売りできません」
本「そこをなんとか、お願いします」
私「それはできません。そもそもその説明であれば、査定額に誤りがあった訳ではないですよね?」
本「いいえ、10円で買い取ったことにならないと支店が潰れるので、実質誤りです…」

ダメだ、一切話が通じない…。私は警察に向かって話した。

私「こういうケースは明らかに古本屋さんの落ち度だと思うのですが、私が応じる必要がありますか?」
警「うーん、こちらからはなんとも。当事者間で話し合っていただいて、我々は立ち合いということになりますので…」
本「お願いします。このままでは新任スタッフは解雇せざるを得なくなります」
私「それは可哀想ですが、でもその人の落ち度ですよね?なぜ関係ない私が尻ぬぐいをしなければならないのですか?」
本「お願いします。やっと仕事にも慣れ始めたところなんです」
私「だからそれは私には関係ないですよね。それに本も残っていないならどうしようもないじゃないですか」
警「まぁまぁお二人とも、一旦落ち着いてください」

そうやって警察になだめられながら店員との話し合いが続いた。店員は店長と相談するために一度店の奥のバックヤードへ下がると、再び戻って来た。

本「どうしても差額返金に応じていただけないということでしたら、法的手続を執らせていただきますが…」
私「わかりました、ではそちらで白黒つけましょうか」

そういうと私は解放された。警察は、帰りは送ってくれなかったので歩いて帰った。

私も弁護士に相談し依頼する。状況を細かく話していざ裁判へ。裁判官はなぜか佐村河内守氏だった。私は有罪となり、罰金100万円が課せられた。

ネットでは「50万ケチって100万罰金は草」「店のゴネ勝ちだろこんなんww」「なんで佐村河内?」「静粛に、とか言われたのかな。ワロタ」「それはそうと日本の男性は差別心剥き出しで不快です、欧米では~」などと話題になっていた。私も実名報道され今の職場を解雇された。納得できなかったので控訴することにした。同時に理不尽と戦うブログみたいなものを立ち上げて、そちらが話題になり広告と支援金で200万円くらい集まった。

私は無罪主張と、逆に古本屋相手に名誉棄損などの訴えを起こした結果逆転無罪および慰謝料の請求に成功したのだった。裁判官は続いて佐村河内氏だったが、判決文で「普通に考えてそりゃそう」と読み上げられて私は法廷で変な声で笑ってしまい、静粛に、となだめられた。


  1. ある程度慣れているというのもあります。また、ボリュームの大きな夢はよりたくさんのメモがないと思い出すのは難しいです。