【夢日記】不思議なラーメン屋に転職する夢

不思議なラーメン屋に転職する夢

今の職場を辞めて、家の近くにある転職エージェントの事務所へ行った。そこで担当になったのは男性1名と女性1名。どうも噂では転職希望者を色々な職場へローテーションさせてマージンを稼ぐという非道徳なビジネスをしているらしいが、私はもうもはや転職できれば何でも良いのでどうでも良かった。

その担当になった男性がなんとなく気に入らないと本人に向かって言うと、じゃあ担当を降りますと言って担当は女性だけになった。その女性は年下で茶髪のショートボブの女性だった。めっちゃ可愛かったしプライベートな雑談とかもして話もはずんで、おいこれワンチャンあるんとちゃうかと思ったけど、本人は隠してるつもりかもしれないがタバコの残り香がめっちゃ漂うので嫌だった。

はじめに転職先として提案されたのは、アーケードにある提灯屋だった。70歳くらいの老夫婦が経営している店で、給料が良かったのでエージェントの女性と一緒に話を聞きに行った。エージェントは黒のビジネススーツでめちゃくちゃ似合っていた。普通に可愛い、と思えるレベルだった。老夫婦に話を聞くと、いわゆるスタッフとしてではなく住み込みでの後継者を探している様子だった。

さすがに給料が良いとはいえ住み込みは嫌だったので、私は話をそうそうに切り上げたかったがエージェントの女性はかなり食いついて聞いていた。20分くらいで帰りたかったがエージェントが話を聞き込みすぎて2時間くらい経過していた。どうせお断りするのなら早めに帰った方がお互いの時間を無駄にせずに済むと思うんだけど…。

提灯屋を出てエージェントの事務所へ向かうと、エージェントは「あそこのお婆さんいつもそうなんです。話し相手がほしいんですよ」とか言っていたがどう考えても聞き込んでいたのはそちらである。ちなみにここのエージェントは転職活動中の今回のような面接などには、転職支援手当といって1時間あたり2000円ほど支給されることになっていた。ので、私は退屈で合ったもののお金もらえるならまぁいいか~と思っていた。

次に提案されたのが、北海道のラーメン屋である。九州から通勤なんてとてもできないが、なんか夢の中では九州と北海道を20分くらいで行き来できる技術が発達しており、安価な交通手段として確立していた。そのラーメン屋にもエージェントと一緒に面談に行った。北海道のなんだかよくわからない名前の駅で降りると、すぐ目の前にそのラーメン屋があった。

1Fは民家になっていて、店の入口は2Fになっていた。民家の脇にある、今にも崩れそうなぐらついた階段を上って2Fに登ると、そこで入店受付をする。店自体は地下にあるらしい。ので、我々は1Fの民家のリビングを突っ切ってさらに下の地下へと向かった。そこは厨房がオープンになっており、テーブルの数は20ほどある大きなラーメン屋だった。常連と思しき老女のグループもいた。

地下だが窓があり、窓からは空が見えている。地下なのに映像ではなく実際の空が見えているそうだが、窓の外に青いフィルムを貼っており、どんよりした天気でも青空に見えるようになっているらしい。

4人の老女のグループはテーブルの中央に置かれた、大皿に盛りつけられた10人前ほどの超大盛焼きそばを取り分けて食べている。これはいわゆるチャレンジメニューらしく、参加人数2人までで、30分以内に完食できると無料になるのに加えて1年間の餃子無料パスが貰えるらしい。ちなみに4人で参加している時点で本来ならアウトだが、常連なので特別に許可しているそうだ。彼女らは毎日決まった時間にやってきてチャレンジメニューをオーダーするのだが、本気で攻略しようとはせず喋りながら食べているらしい。ちなみにチャレンジメニューの超大盛焼きそばは完食できなかった場合20000円払う必要があるらしい。金持ちの婆さんたちだ。

ここの店も、私は毎日2Fまで上がった後に地下まで行き、毎日老女たちの接客をするのは嫌だなぁなどと思い断った。北海道まで行けるのは良かったんだけど…。

最後に紹介されたのは、ここもまたラーメン屋で、それまでの職場より駅4つ分ほど遠かった。エージェントと話を聞きに行くと、そこでは私の前職の経歴を見込んでシステムエンジニアとして採用したいとのことで、私を指名してのオファーだったそうだ。そこは家族経営のラーメン屋で、厨房の父親・母親と、Twitter担当の引きこもりの長男18歳と看板娘の長女16歳という構成だった。父親に話を聞くと、これからはラーメン屋にも情シス部門はいるとのことだった。私は仕事でコードを書きたいのでそういった席があるのは嬉しかったが必要性に関しては疑問だった。が、デスクやハードウェア環境は予算の許す範囲で自由にして良いと言われてテンションが上がった。面談中、看板娘の長女がお茶を運んできてくれた。年齢的には高校生くらいだと思うが、なんかめちゃくちゃ可愛かった。というかお茶を持って来てくれただけなのにやたら距離感が近い。これはまたワンチャンあるんじゃないか…などと思っていると、どうやら長女も満更ではないようでめっちゃくっついてくる。私のイスの半分のスペースに一緒に座ってきた。なんかシャンプーの良い香りがした。

私は転職したい旨を伝えると、すぐに採用試験となった。試験内容は英語のヒアリングで、5分ほどの英語のスピーチ聞いた上で更に英語で質問され、その回答を英語で回答用紙に記載して提出するというものだった。別室に移された私は準備が整うと、なんと長女がバリバリの流暢な英語でスピーチをした。「ここ本当にラーメン屋だよな?」と思いつつ、私は必死にそのスピーチを聞いていた。いまいち頭に入ってこない。スピーチの内容としては、「新選組の一員として参加していた鹿児島出身の女性の存在がなかったことにされている」とか「5000万年前の地層からAirTagが発見されて世界中が大パニックになった夢を見た」とかそういう内容だったが、質問されたのは「スピーチの中で、私がほしいと思っているモニターはなんというモニターか」という問題だった。そこはガッツリ聞き取れていたので採用面接に合格した。私と長女は抱き合って喜んだ。なんか距離感の縮まり方がすごかった。

その後長男の部屋に生き、父親が新しいスタッフだと案内してくれた。長男は引きこもりらしいが清潔感のあるイケメンで、自作PCやパーツが部屋中に散らばっていた。天井にグラボを貼り付けている変態だった。だが色々と話が合う。将来はプログラマになりたいらしく、VBAを勉強しているとのことだった。Pythonにしとけって言っておいた。