【夢日記】武漢に行く夢

武漢に行く夢

Twitterでとあるフォロワーさんが免許証の写真をアップしていた。その人は私からみてもかなりリテラシーの高い方だったので、一体何事かと見てみる。よく見るとその人の名前も違う(その人は自身で本名を公開されている)。自己リプライ(いわゆるツリー)が連なっており読んでみると、どうも以下のような経緯らしい。

  1. ブログのサーバー代の支払を忘れた(クレカの自動決済にしていたが、なぜか決済されていなかった)
  2. 数年分のまとめ払いで10,000円だったが遅延手数料のようなものが可算されて12,000円になった。
  3. 督促のメールでは12元と書いてあった。おかしな表記だし、もしかして12千円の間違いではないかと問い合わせると12元だと返って来た。
  4. ピンポイントに12元なんて持ち合わせていないのでPayPalとかでどうにかできないか問い合わせるも、現金で12元以外は応じられない(つまりサーバー会社のスタッフに手渡し)という
  5. 仕方がないので知人のツテで12元を集めるも、担当のスタッフが武漢にいるので武漢まで行かなければならない。
  6. 中国に入国しようとするも、その人の本名(仮に斎藤義男)では現地文化の都合で入国できないと言われた。入国するには一時的に改名する必要があるとのこと。
  7. 帰国後2週間はその名前で過ごさなければならないが、2週間経ったらまた元の名前に戻るらしい。
  8. その人の名前は元に戻ったが、改名してから新たに発行された身分証などは、特に回収されたり破棄の要請をされたりはしなかったのでせっかくだしTwitterに上げてみた。

上記の経緯を興味深く感じたのでリプを送ってみると、「現地ヤバかったですよ、めっちゃボーイッシュな子がわんさかいましたよ 笑」と返事が来た。DMで写真を送ってもらったが、確かにめちゃくちゃボーイッシュな子ばかりだった。ので、私も武漢に行くことにした。

武漢に行くには、まず岐阜まで移動することになっていた。航空会社に指定された場所に行くと、所持品検査ののちスマホなどを捨てさせられ、目隠しと耳栓、後ろ手に手錠をされて車に乗り込むらしい。武漢行きの便は政府にさえ極秘なので絶対に情報がリークされてはいけないとのこと。ガチガチに拘束されている割には、航空会社の人間は「ご不便お掛けしてすみません」と腰が低かった。極秘の割にはネットで「武漢 チケット」とググっただけで御社のページが一番上にヒットしたのですが…。

しばらくして山奥に着くとそこで降ろされた。目隠しと耳栓を取られ景色を見ると、そこはバスケットコート1面程度の広さの部屋だった。高くそびえたつ鉄の壁に囲われている。担当者によると、この壁は20メートルほどの厚さがあるらしい。

「ここで入国手続きをしていただきますが、すみませんお客様、一時的に改名をしていただく必要がありまして…」と案内してきた。改名後の名前はこちらが任意の名前を希望することはできず、3つほどの選択肢の中から選ぶ必要があるようだ。提示された選択肢の名前にどんな意味があるのかもわからないので適当に選ぶと、住民票や保険証、免許証などありとあらゆる書類の改名手続きが進められていった。私は何もしておらず、スタッフがテキパキと作業していた。政府に極秘というが行政とバッチリ連携していた。マイナンバーも新たに発行された。

「これが新しいパスポートです」と渡された。顔写真は目と口の部分が真っ黒く塗りつぶされており気味が悪い。まぁこのパスポートもどうせ一時的なものだと思い、さして気にも留めなかった。

「それでは間もなく入国となります。ご準備はよろしいでしょうか?」と尋ねられた。飛行機も見当たらないがどういうことかと尋ねると、こちらですと案内された。案内された先には扉があり、そこから入るように言われる。この先が飛行場のロビーなどになっているのだろうか…と思いながら入ると、足を踏み入れた途端そこは武漢だった。なんとなく直感で分かった。どこでもドアのように、ドア一枚を隔てて武漢と岐阜の山奥が繋がっていた。

武漢にはボーイッシュな子がたくさんい…どころか人が一人もいない。というか風景が実家近くの道路そのままだった。実家がある辺りまで歩いていくと、実家と全く同じ建物がある。中に入ると母そっくりの女性がいた。よく見ると母より一回り小さいかもしれない。そのジェネリック母が何やら大声でまくしたてながら詰め寄ってくる。恐らく中国語なのだろう。私にはよく聞き取れないが、手を合わせてごめんのポーズをしながら出て行った。ジェネリック母はそれ以上追って来なかった。

なんかボーイッシュな子どころかジェネリック母と鉢合わせて萎えてしまった私は、入って来た扉から帰ろうと思った。こういうSFモノだったら入口がなくなってるとかが鉄板だよなぁ、それは勘弁してほしいなぁと思ったが扉はバッチリ残っていた。岐阜へ戻ろうとすると「○○様、もう帰国なさいますか?」と岐阜側に立っているスタッフが、武漢側に立ってる私に問いかけた。○○は上手く聞き取れなかったが、改名後の私の名前のようだ。私は頷くと岐阜へと帰った。

「改名されたお名前は、2週間経過後は自動で元のお名前に改改名されますが、もし現時点のお名前がお気に入りとのことでしたらお申し出ください。手数料は別途かかりますが改改改名も可能です」と訳の分からないことを言われた。前前前世みたいに言いやがって。

おわり。


余談。最近武漢関連のニュースを見たのと鮭の乱のページを読んだので、このような夢を見たのだと思われます。