スマホ複数持ちマンが2画面スマホV60 ThinQを約2カ月使ってみて

docomoで購入したLGのV60 ThinQ 5Gを使い始めて約2カ月経ったので、当時の印象からの変化とか使用感とかを書いていきます。

以下の記事も参考にしてください。

【レビュー】LG V60 ThinQ 5G L-51A(docomo版)が最高すぎるから聞いてくれ。

前提

まず前提ですが私は現在、主にスマホを3台運用しています。iPhone11、Google Pixel3a、そしてV60 ThinQです。このような運用をしている理由は以前も記事に書きましたが、AndroidとiPhoneそれぞれに良い点・悪い点がある(と思っている)ので両方使用することでメリットのみをいい感じに享受できると考えているからです。というのは嘘ではないですが、正直なところは単純にスマホというハードウェアが好きなだけだったりします。SIMを差していないので家庭内限定ですが、iPhone8とXperia X Performanceも使用しています。Xperiaはそろそろ寿命ですが…。

まぁそういうユーザー目線のレビューです。

2画面はやっぱり便利

V60 ThinQはスマホ本体に、ディスプレイを内臓した専用のカバーを装着して2画面にする構成になっています。本体のみの単画面で使用することももちろん可能で、人によってはシーンに応じてスマホ単体だったり2画面だったりを使い分けている人もいらっしゃるかもしれませんが、私の使用用途でいうと2画面での使用が100%です。

そもそもこのスマホを選んだ理由は、今年リリースされる予定のピクミンGPSアプリ(通称ピクミンGO)とポケモンGOを同時に遊びたいというところが大きいので、最初から2画面運用が前提になっています。

しかしながら2画面だと、たとえばブラウザとAmazonアプリを同時に見たりとか、ゲームアプリを同時に起動してマルチタスク化するみたいなことも楽にできます。ポケモンGOで基本的に画面をタップするだけのレイドバトル時にTwitterを見たり攻略情報を見たりとか、そういうことを並行で行えるのが良いと思います。

私は主にポケモンGOとウマ娘を同時に起動したり、アズールレーンときららファンタジアを同時に起動したりしています。

同時起動のプリセットが便利だけど本体側の画面が一瞬フリーズする

V60 ThinQは2画面それぞれにアプリを起動できるよう、同時起動のプリセットを設定できます。これを設定するとカバー側画面はこのアプリ、本体側画面はこのアプリという組合せでワンタップで起動できとても便利です。プリセット自体もいくつか起動できます。

ただし、この機能を使うとほんの一瞬ですが、本体側の画面がフリーズします。一度本体側画面をタップしないとロードが進まないみたいな状態になります。これが端末固有の問題なのか機能の問題なのかは分かりません。といってもそこまで気になることでもないですが…。

同時起動していてもストレスがない

チップはSnapdragon 865(8コア)/RAMは8GB。まぁ快適です。ポケモンGOとウマ娘を同時起動していても全然苦ではないですね。

Google Discoverが本体画面でしか見れないのが嫌

GoogleのサービスでDiscoverという、ユーザーにとって興味のありそうなニュースやネット上の記事などを適当にピックアップしてレコメンドしてくれるというのがあるのですが、Pixel3a(おそらくPixelシリーズ全体?)やV60 ThinQに搭載されています。これは私も結構利用しているのですが、なかなか精度も高く関心のあるコンテンツが表示されます。

このDiscoveryが本体側画面にしか対応していません。私は右利きなのでTwitterなどは右側(本体側)の画面で表示したいのですが、そうするとDiscoverが表示できないという…。

まぁDiscoverは標準機能なので、付け外しができる拡張ディスプレイ側には表示させないというのは設計思想としては理解できますが、有効になっている間はそちらでも表示できるようになっていても良いのではないかな…と思います。

スクショがiPhoneと紛らわしい

これはV60 ThinQ固有の問題という訳ではないのですが。

V60 ThinQのスクショの操作は、電源ボタンボリュームボタン(下)の同時押しです。これはPixel3aも同様。ですが、iPhone11の場合はスクショは電源ボタンボリュームボタン(上)なので、たまにどっちがどっちか分からなくなって混乱します。紛らわしい。これどっちかに統一してくれたらいいんだけどなぁ…。

Pixel 3aと比べた場合は、Pixel 3aは右側に電源ボタンとボリュームボタンがあるのに対して、V60 ThinQは右側に電源ボタン・左側にボリュームボタンがあるので、好みは別れるでしょうが、個人的にはスクショに関してはやりやすくなっていると思います。

たまにアプリ一覧に戻らない

iPhoneX以降のホームボタンのないiPhone/iPadを使っている方や、最近のiOSライクなAndroidを使っている方なら分かると思いますが、アプリ一覧を表示する際は画面の下からゆっくりスワイプしていくと、あるタイミングで引っ掛かったように止まってアプリ一覧が表示されます。

V60 ThinQもジェスチャーを設定すればそういう操作系にすることができますし、操作用のボタンを表示させることもできます(設定で自由に切り替えられます)。私はボタンを表示させたくないのでジェスチャーで操作するようにしているのですが、たまにこのアプリ一覧を出そうと思ったら、引っ掛からずにそのままアプリを最小化させてしまうことがあります。初めは私の操作が悪いのかと思っていましたが、何度やってもなります。不定期でこの現象が発生しますが、一度発生するとそれ以降は再起動しない限り、ジェスチャーによってアプリ一覧を表示することが不可能になります。

仕方がないので設定よりボタンを使用するように変更して、アプリを全て終了し再起動するハメになります。これは全くの不定期でいつの間にか発生するので正直不満です。

有線充電は面倒

V60 ThinQはQiによる無線充電に対応しているので有線充電自体は動作確認程度にしかやっていませんが、有線充電はすごく面倒です…。本体にはUSB Type-Cポートがありこちらから充電できますが、2画面化する際にはそのType-Cポートを使うので、ケースの外から再度Type-Cに変換するアダプタを噛ませる必要があります。私が知らないだけで何かしら規格のある形状なのかもしれませんが、少なくとも一般的なものではなさそうです。

このアダプタ自体はマグネットでかっちり吸着しますが何せ市販の何かしらと互換性がある訳ではないので扱いは結構気をつかうと思います。一応Amazonにもありますが、高い…。

なので、充電時はケースを外すという方であれば問題ありませんが、いちいち付け外しをするのは大変ですしポートの耐久性も気になるので、やはりケースは付けたまま無線充電というのが一番良いと思います。ちなみに私はQiスタンドはAnkerのものを使用しています。